霊山寺


霊山寺

静岡と言う土地はいろいろと調べていくと、たくさんのミステリーがあることにと気づく。
その辺を、ちょっと掘り起こせば次から次へと出てくる。
まるで何か大きな力ですべてを隠しているかのように・・・・そんな感覚に陥いる。
ある意味その部分を追求することが、静岡の最大のミステリーだったりする・・・・・・実はこの部分が確信に触れているのかも!?

霊山寺静岡市を東西に縦断する国1バイパス、わりと山側を走るこの国道1号線バイパスを静岡から清水に向かって走って行く。
瀬名を過ぎて鳥坂方面へ、ふと左手の山の中腹に寺のような建物が見える。
「あの建物?何だろうか?」と長い間そう思っていた。
いつも気になる。とても気になる。多分、寺ではないかとは思っていたが、妙に一休さんのオープニングが脳裏をかすめる。
心の中で無性に行ってみたくなった。調べてみると「霊山寺」と意味ありげな名前。
この「霊山寺」、(れいざんじ)と読むようだ。
調べてみるとこの名の寺は日本中に10カ所あまりもある。
実は、読み方もさまざまで、「りょうぜんじ」や「りょうざんじ」などの呼び名があようだ。(同じ系列の寺なのか、全くの偶然かは不明。)
この寺は「古義真言宗」の寺で開創は古く奈良時代の723年で、行基(ぎょうき)によって開かれたと言われている。
行基は718年、元正天皇の十八歳になる皇子(後の聖武天皇)の病状が悪化しため駿河を訪れ、楠から七体の観音像を彫りだし祈願した。そして皇子の病が回復に向かうと、静岡、清水7カ所の寺にそれぞれ安置したと言われ、これを駿河七観音というそうだ。(興味のある方は詳しくは調べてみるといいですね。)

霊山寺そんな訳で、ここはひとつ自分の足で確かめるししかない。
霊山寺入口にたどり着く。
のぼり口には、意味ありげなレンタル杖がある。
自分は若いので、杖はいらないと高をくくっていたが、長く続く、急な石段に汗は吹き出し、心臓はばくばくと音を立てた。
きつい、「杖を借りるべきだったか?」そう思ったが、だいぶ登ってからでは、後の祭りである。
喘ぎながら15分ほど登ると、本堂にいたる山門にたどり着いた。
終点かと思ったがそうではなく、寺へ通じる大きな門であった。
国道1号線バイパスから見えたのはここの屋根のようだ。
霊山寺その山門の左右には古めかしい仁王像が立っている。ここの仁王さま、左は口を閉じた「阿形像(あぎょうぞう)」、右は口を開けた「吽形像(うんぎょうぞう)」である。
この2体を持って鏡のような出で立ちで、こちらをにらんでいる。
昔から左右そっくりで息があっていることを阿吽の呼吸と言ったりする。こんなことを考えながら、この門の前に立った。見事、実に見事!
霊山寺この門は1516年に建立され、静岡県で2番目に古いものらしい。おまけに国の重要文化財に指定されている。こんな重要なものが近くにあるなんてちょっと驚き。門をくぐると右手には鐘付堂が寺では勝手についてはいけないが、みんな付いていくので軽く付いてみた。「ゴ~ッン。」と心地よい音色だった。
しばらく行くと本堂があった。実はこの寺、今は住職がいない寺となっている。
しかし、この寺には管理人がいて掃除や参拝客のへの説明をしてくれる。
住職がいないのは大変残念だ。この寺は歴史が古いこと、重要文化財があること、そして何よりまさに「山寺!」て、感じなたたずまいなのでとても残念だ。ちゃんと住職いて古い歴史を脈々と受け継いでもらいたい。寺には本堂のほかに宿坊があるようだ。
本堂の千手観音は小ぶりながら、奥ゆかしいばかりか立派なものだ。島田の智満寺にもあったが、千手観音を守るように多くの仏像が安置してある。
霊山寺ここは、雨乞い観音としても知られ、本堂左手したに雨乞いの井戸なるものもある。一説には竜爪山ともつながりが深いと聞く。
駿河三十三観音霊場二十一番札所でもある。
みなに知られていないが本当は、有名な場所のようだ。

風がサーと流れていく。汗ばんだ肌にとても気持ちがいい。それにしても眺めのいい場所だ。夜来れば夜景がさぞきれいだろう。でも夜中に登るのは危険な気がする。また、街頭もないので明かりがないと足元が危ない。ここは幽霊が出ると言う噂もあるので要注意。
徳川家康とのつながりも深いようだ。なんと当時の江戸とも深い関係だったなんて実にミステリーを感じる。
霊山寺あっ!それから山道を登っていく入り口にある杖はご持参ください!意外と急な上り坂ですよ。杖をレンタルしてくれるので借りた方がいいですね。
また、車で行く方はずっと奥に10台くらいの駐車スペースがありますが、狭いので注意。
今からの季節、本堂までは汗だくになるくらい、いい運動です。

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